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国際表現言語学会にて、
海外の英語劇招致活動について実践報告を行いました

By Seiko Maeda | 2025.05.10


2024年10月、兵庫県豊岡市の芸術文化観光専門職大学にて開催された国際表現言語学会(IAPL)において、Theatre Power(旧ホワイトホース・シアター・ジャパン、運営:株式会社タラントン)は、長年に渡る海外からの英語教育劇招致活動の実践報告をおこないました。

28年にわたる海外教育演劇招致の軌跡を報告

発表では、1996年よりTheatre Powerが取り組んできた、海外の教育に特化した劇団を日本の学校現場へ招致する活動について、具体的な事例を交えながら報告しました。 演劇を通じて教育現場にインスピレーションを届け続けてきた28年間の活動、そして演劇が教育に及ぼす可能性について、参加者の皆様から熱い関心を寄せていただきました。

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現場のニーズに応える新たな挑戦:
英語教員向けオンラインワークショップサービス開始へ

長年の活動の中で、英語教員の先生方から「役者のコミュニケーションメソッドを私たち自身も学び、日々の授業に取り入れてみたい」という声がよく上がっていました。 ツアー活動は年に一度なため、通年的に行えるオンラインワークショップサービスを通じて教育現場とつながり続けようと、Theatre Powerは新たに英語教員向けのオンラインワークショップサービスを開始することを、当学会にて発表いたしました。

このワークショップでは、演劇的手法を用いた効果的なコミュニケーションスキルや、生徒の主体性を引き出すためのアクティビティなどを、海外の教育現場でファシリテーターとしても活躍するプロの役者たちから、オンラインで手軽に学ぶことができます。

多忙な先生方が時間や場所にとらわれず、自身のスキルアップを図り、より魅力的な英語の授業を展開するための一助となることを目指します。

第二言語教育に演劇の力を

国際表現言語学会(IAPL)は、演劇の力を第二言語教育に活用することを目的とし、この分野の研究者と現場で実際に活躍している人々との交流を促進していくことを目指して創設された学会です。
発表会場には大学の先生方をはじめ、中学や高校の現場で熱心に英語教育に取り組んでいらっしゃる多くの先生方が参加されていました。皆様、真剣な面持ちでメモを取りながら熱心に耳を傾けてくださり、実践者として大変心強く感じました。

今回の国際表現言語学会での発表と新たなサービスの開始を通じて、Theatre Powerはこれからも、英語学習者たちの豊かな学びと、先生方のより充実した教育活動を支援してまいります。今後の展開にぜひご期待ください。

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