2024年のTheatre Power公演では、中学生・高校生に向けて、オーストラリアの学校生活で起こる様々な出来事を描いた現代劇「The Empty Desk(空っぽの机)」を上演しました。
その一環として、埼玉県川越市にあります城北埼玉中学校・高等学校のフロンティアコースで行った公演の様子が、国際教育ナビに掲載されています。

同校フロンティアコースの英語科で教鞭を執られている石橋大輔先生のインタビュー記事の中で、その様子が紹介されており、同校が力を入れている教育方針がよくわかる内容となっています。
https://kknavi.jp/class/13005/
記事内でインタビューに答えていらっしゃる石橋先生は、とても柔軟でエネルギッシュで、まさに「こんな先生に10代の頃に出会いたかった」と誰もに感じさせるような、魅力的な先生でした。英語劇の上演を、生徒さんたちと一緒に喜んでくださっていたのが印象的でした。
観劇は高校1年生から3年生までの全学年が対象でしたが、男子校ならではの一体感と、英語に触れたい、演劇についてもっと深く知りたいという意欲が、客席からひしひしと伝わってくる、大変熱気のある雰囲気となりました。
国際教育ナビの記事内では、フロンティアコースの特徴として「協働学習やグループワークを通して『世界を知る、地域を知る、自分を知る』ということに重きを置く」とありますが、まさにこの英語劇に触れるモチベーションと、よく似通っているコンセプトだと感じました。
Theatre Powerの演劇は、観客の皆様も舞台に上がることができる参加型であることを特徴としていますが、一つの物語の世界に足を踏み入れる時、まず「自分自身を知る」ということがとても大切になります。
自分が今、この物語の中でどのような感情を抱いているのか?
今の自分の姿は、観客の皆様にどのように受け止められているのだろうか?
このように自分を意識することで、コミュニケーションの取り方は大きく変わり、それは他者の視点を持つことにも 繋がっていきます。このような学びを、ぜひ英語劇を通して体感していただけたらと願っています。
今年も、どのような生徒さんたちの笑顔に出会えるのか、今から10月のツアーが楽しみでなりません。
